悲愛(アガペー)を生きたイエスの生涯と重なる
法然の生涯を描く『法然』と、
井上神父のテレーズ論、
キリスト教の日本文化内開花(インカルチュレーション)のための礎石となる論考6本を
『風のなかの想い』より収録。
カトリック作家・木崎さと子と、音楽評論家・遠山一行のエッセイも収める。
極端な技術進化がもたらす時代の激変のなかで、
師が遺された「南無アッバ」の祈りは、
いっそう切実な人類の希求と重なっていくだろう。
──木崎さと子
初版発行:2017年5月20日
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もくじ
『法然──イエスの面影をしのばせる人』
少年法然、求道の危機
地獄の恐怖と苦悩からの解放
浄土と神の国
子を思う母のまなざし
随喜の涙
寺院を持たぬ法然とイエス
門弟たちへ自戒自粛を求める「七箇条起請文」
諸宗教の共存・共生の原理
弟子たちから裏切られる法然とイエス
遊女・娼婦の救い
墨染めの衣で生きぬく
あとがき
『風のなかの想い──キリスト教の文化内開花の試み(抄)』
風のなかの想い
一 砂漠の宗教と湖の宗教──ユダヤ教とキリスト教
二 悲愛とものの哀れ
三 汎在神論としてのキリスト教
五 神のかいた二冊の書物──新約聖書と自然
六 自然と手をつないでの祈り
七 救いの神秘の表現について
リジューのテレーズをめぐって
一 母性原理の強い神の把握
二 母なる大自然の中の小さな花としての自己把握
三 小鳥の詩のごとき、おのずからの祈り
《寄稿エッセイ》「リジューの聖テレーズと井上洋治師」(木崎さと子)
《再録エッセイ》「私の信仰」(遠山一行)
風の招きによって出会うもの(若松英輔)
解題(山根道公)
少年法然、求道の危機
地獄の恐怖と苦悩からの解放
浄土と神の国
子を思う母のまなざし
随喜の涙
寺院を持たぬ法然とイエス
門弟たちへ自戒自粛を求める「七箇条起請文」
諸宗教の共存・共生の原理
弟子たちから裏切られる法然とイエス
遊女・娼婦の救い
墨染めの衣で生きぬく
あとがき
『風のなかの想い──キリスト教の文化内開花の試み(抄)』
風のなかの想い
一 砂漠の宗教と湖の宗教──ユダヤ教とキリスト教
二 悲愛とものの哀れ
三 汎在神論としてのキリスト教
五 神のかいた二冊の書物──新約聖書と自然
六 自然と手をつないでの祈り
七 救いの神秘の表現について
リジューのテレーズをめぐって
一 母性原理の強い神の把握
二 母なる大自然の中の小さな花としての自己把握
三 小鳥の詩のごとき、おのずからの祈り
《寄稿エッセイ》「リジューの聖テレーズと井上洋治師」(木崎さと子)
《再録エッセイ》「私の信仰」(遠山一行)
風の招きによって出会うもの(若松英輔)
解題(山根道公)
著者紹介
著者:井上洋治(いのうえ ようじ)
1927年、神奈川県に生まれる。東京大学文学部哲学科を卒業。
1950年、フランスに渡り、カルメル修道会に入会、修道のかたわらリヨン、リールの各大学で学ぶ。
1957年カルメル会を退会し、帰国。
1960年、司祭となる。1986年より「風の家」を創める。
2014年3月8日逝去。
編者:山根道公(やまね みちひろ)
1960年、岡山県に生まれる。早稲田大学、立教大学大学院修了。文学博士。
ノートルダム清心女子大学キリスト教文化研究所教授。
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